14.睑の母
作词:坂口ふみ绪
作曲:泽しげと
轩下三寸 借りうけまして
申し上げます おっ母さん
たった一言 忠太郎と 呼んでくだせぇ
呼んでくだせぇ たのみやす
“おかみさん 今何とか言いなすったね
亲子の名のりがしたかったら
坚气の姿で寻ねて来いと言いなすったね
笑わしちゃいけねぇぜ
亲にはぐれた子雀が ぐれたを叱るは无理な话よ
愚痴じゃねぇ 未练じゃねぇ
おかみさん 俺らの言うことを よく闻きなせぇ
寻ね 寻ねた母亲に 倅と呼んでもらえぬような
こんなこんなやくざに 谁がしたんでぇ”
世间のうわさが 气になるならば
こんなやくざに なぜ生んだ
つれのうござんす おっ母さん 月も云间で
月も云间で もらい泣き
“何言ってやがんでぇ 何が今更 忠太郎でぇ
何が倅でぇ俺らにゃおっ母はいねぇんでぇ おっ母さんは
俺の心の底に居るんだ 上と下の睑を合わせりゃ
逢わねぇ昔のやさしいおっ母さんの面影が浮かんでくらぁ
逢いたくなったら 逢いたくなったら
俺ぁ 睑をつむるんでぇ”
逢わなきゃよかった 泣かずにすんだ
これが浮世と いうものか
水熊横丁は 远灯り 缟の合羽に
缟の合羽に 雪が散る
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